細かいところまでご鑑賞いただきありがとうございます。 西暦年によって、アクリルの表側に年をプリントしているものと、内側にプリントしているものがございます。 ちなみにお手元の３個のうちの２個は年を、１個はキティの文字ロゴをアクリルの表側にプリントしています。 年のみならず、キティ本人だったり、付属パーツの絵だったりが、アクリルの表側にくるもの内側にくるものと、さまざまです。 45種類の年毎に絵柄が異なりますので、それぞれ実際に何パターンもプリント試作し比較検討してみて、表側に何をプリントするかを決定しています。商品企画を担当したデザイナーの主観がかなり反映されてはおりますが・・・・。 小ぶりな商品ですが、企画デザイナーの苦悩をも想像しながら、ご鑑賞いただければ幸せこの上ございません。 追伸として、「製造の裏話」・・・ っというほどのことでもありませんが、アクリルの内側へプリントする際には、絵柄を左右反転したデータを作成して使用しております。 ちいさな商品ですが、西暦年毎に、アクリルの表側と内（裏）側と、それぞれのデータを作成してプリントし、さらにラメシートを貼り付け、そのラメシートにもライセンス表記のプリントを施しています。 またプリント自体も、表側の場合には、色をはっきりと見せるための下地としての白インク、カラーインク、コーティング剤という順番でプリントしますが、 内（裏）側にプリントする場合には、表から見えるようにしなければなりませんので、順番が入れ変わって、カラーインクを先にプリントしてから、下地としての白インク、コーティング剤という順にプリントします。 そうした順番を含めたプログラム化したデータをそれぞれ作成して製造しております。 こうしたデータ作成までを企画デザイナーが担当しております。