鉄瓶には興味あるけど、あまり重いものは持ちたくない。高いものを買って、結局使わなかったら意味がない。あるいは使い方が下手すぎて、サビだらけにしてしまったら悲しい。いろいろ考えて急須サイズを選んだ。結果、正解だった。想像していたよりも更に小ぶりで扱いやすく、気軽にお湯を沸かそうという気分になる。吹きこぼれない程度に水を入れて、普段使っているタンブラー(400ml)一杯分なので、ちょうどいい。3型(320ml)と迷ったけれど、こちらの5型(650ml)にして良かった。3型だったら、きっと私には小さすぎた。あと、金額が同じだったためにIH対応型とも迷ったけれど、素直に形が好みな直火用を選んで良かった。やっぱ見た目は大事だ。説明書の通りにならしの作業をしたのだけど、しばらくは沸かしたお湯を飲むたびに動悸がした。サビだらけの鉄瓶で沸かしたお湯でも動悸がするので、なんか金気が強く当たるとかそういうことかもしれない。そのうちお湯を飲んでも動悸がしなくなり、そこでようやく「おいしい」ことに気付いた。気付いてしまったら、もうだめだ。ステンレスのやかんで沸かしたお湯が味気なく感じてしまって、やっぱり7型でも良かったかもしれないと後悔しかけた。いやでも重いと続けられなくなるし、5型で良かったんだ、きっと。