本当は、赤い千代紙みたいな小花柄のを探していたんです。
最近は花の柄でも昔風のはなくて、ちょんちょんと散らしてあるようなスタイリッシュな意匠にしてあるような印象です。
でも、ネットのショップ探索の旅は時々していて(こないだなくても今回はあるかもしれないし)、そうこうする内に、この螺鈿細工のお箸を見つけました。
母が深い茶色のこういうお箸を若い頃から長年使ってたんで、懐かしくなりました。
気に入ったのだけど、買うとなると「今使ってる地元産の漆器のお箸もあるしなぁ…」とちょっとためらわれ、何年か「お気に入り」に入れたまま時々眺めていたんです(早く買えよ>自分)。
それで、この夏はちょっと病気をしてしまって、ようやく正常値になってきてるんで、あと1か月くらいで治りそうなんですけど「じゃー自分へのお見舞いに買っても良いよね。地元産の塗り箸と交互に使おう」という理由をつけ、ついに購入致しました。
気分を上げて、免疫力も上げて、元気になろうと思います。
やっぱり良いお道具を使うことで(地元産のも良いけど。とフォロー)、私も夫も運気が上がるでしょう。
目に華やかな小さなお道具が日常の彩りにもなるように思います。
あ、それで使い心地ですが、今まで使ってたお箸は握る部分が四角と多角形(八角かな?)だったんですけど、この螺鈿のお箸は丸くて、使いやすいです。
四角いと置くには(転がらないから)安定感があって良いんですけど、持って動かすと角のところが引っかかると言うほどではないものの微妙に動かしずらいと言うか…。
それと、細いか太いかで言ったら、この螺鈿のお箸はやや太い方だと思うのですが、私は手は小さい(子どもサイズ)のですが、「このくらいの太さは安定感があって持ちやすいんだな」と改めて思いました。
え~と、たとえばお弁当用のお箸って持ち歩きのことを考えてコンパクトにする必要があって、形も箸箱にしっかり収まるように四角だったりするのだけど、箸として使いやすい大きさや形ではないんだなぁと改めてお箸のあれこれを考察したりしてwww
つまり、この螺鈿のお箸は、お箸としての持ちやすさ=使いやすさを追求してあるんだな、と納得しつつ使っております。
これが私の一生ものだと思うので、箸探しの旅は終わりです(プレゼント用とかで買うのは別として)。