次長あいさつ(令和6年6月コラム)

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ページID1064372  更新日 2024年7月2日

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賀茂地域のみなさま、こんにちは。

4月の人事異動で沼津土木事務所から赴任しました、下田土木事務所 次長兼企画検査課長の紅野(こうの)です。
どうぞ、よろしくお願いいたします。

●2度目の下田土木赴任
私は、今から30年前の平成6年度から平成8年度までの3年間、下田土木事務所に勤務していた経験があり、今回が2度目の下田土木事務所となります。
当時は、下田市内の公共工事を担当する工事第1課に配属し、(国)414号の道路改良工事(下田市箕作)をはじめ、二級河川稲生沢川(下田市堀之内)、二級河川大賀茂川(下田市大賀茂)の河川改良工事に携わっておりました。
今回の赴任に当たり、若かりし頃の懐かしさを思い出すとともに、自然豊かなこの賀茂地域で仕事ができることに大変うれしさを覚えたところです。

●能登半島地震を受けて
一方で賀茂地域への赴任に当たり、まず喫緊の課題であると感じたことが危機管理であり、防災力の向上です。
皆さまもご承知のように、今年に入り、元日の能登半島地震、4月の豊後(ぶんご)水道地震など、大きな地震が続いております。
とりわけ能登半島地震による集落の孤立化や建物の倒壊、復旧活動の長期化等の状況については、今後、本県で想定される南海トラフ地震が発生した際には、急峻な地形を抱え、山間部の集落も多い、この伊豆半島でも起こり得る状況であり、明日は我が身と捉え、災害への備え、緊急時の体制強化等が急がれます。

●今できることを着実に実行し、災害に備える
皆さまは、肋骨道路(ろっこつどうろ)と言う言葉をご存じですか?
簡単にお話しすると、南北に延びる幹線道路を背骨とし、それに繋がる東西の道路をあばら骨に見立て、肋骨道路と呼んでおります。

現在、国において伊豆縦貫自動車道を整備しておりますが、私ども下田土木事務所では、その肋骨道路として、(国)135号とを結び、緊急時の人的、物的輸送路となる県道河津下田線(河津町縄地~下田市箕作)の整備を進めております。

また、この他にも、橋梁の耐震化や港湾・漁港施設の防波堤を強化し、災害に備えるとともに、緊急時の体制強化の一環として、地域に密着し、その守り手となる地元建設業者との間で、災害発生後に被災した公共土木施設の早期復旧を行うため、「災害時における応急協定」の締結も一層進めています。この6月には、南伊豆町内の建設業者6社と新たに協定を締結しました。

災害協定締結式の写真

●美しい川、海をいつまでも
赴任して間もない休日の早朝、お気に入りの吉佐美大浜を散策しました。この浜の雰囲気が好きで30年前にもよく訪れた場所です。
5月下旬、この吉佐美大浜と舞磯浜の間に流れ込む、私どもが管理する大賀茂川の河川清掃イベントを下田海中水族館の方々と共同で開催し、私も参加しました。

大賀茂川の河口付近の両岸には、7月下旬ころから見頃を迎え、黄色い花をつける「はまぼう」の群生地となっておりますが、河川清掃でその茂みに分け入ってみると、ペットボトルや発泡スチロールの破片が散乱しており、地域の方にもご参加いただき回収しました。これらのゴミは、陸上から出たゴミが風雨によって川に集まり、最後は海(大浜)に流れ出ます。
この地域の美しい川と海をいつまでも残し続けたいものです。

●おわりに
私どもが担う土木行政は、地域の将来に継続的に関わっております。
皆様が安全で、安心して暮らすことができる環境づくりのため、地域の声に耳を傾け、連携を図ることを大切にしながら、この賀茂地域の発展に努めていく所存です。
引き続き、よろしく願いいたします。

花火の写真

※今年は、十数年ぶりに黒船祭りの花火大会をまどが浜海遊公園で観賞しました。心地よい潮風に当たりながらの花火は本当に素晴らしいものでした。

このページに関するお問い合わせ

下田土木事務所
〒415-0016 下田市中531番地の1
電話番号:0558-24-2113
ファクス番号:0558-24-2123
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